【AQUOS sense4 lite SH-RM15】国民機と呼ばれたあのスマホの楽天版を買ってみたのでレビュー
つい先日、機能性を確保しつつDSDVを使いたいということでこんな端末をラクマから仕入れた。
そう、みんなご存知SHARPから発売されているAQUOS sense4 liteである。
このスマホをかんたんに説明すると、国内のAndroidスマホの中で最も売れたAQUOS sense3の後継機種であるAQUOS sense4の楽天限定販売の廉価版である。
ちなみに、この端末はキャリア専売モデルでありながらSIMフリーであることが特徴。楽天モバイルはこの端末に限らず、全機種が最初からSIMフリーで販売されているので対応バンドさえクリアできれば、特に気にすることもなく他キャリアSIMが使える。
相違点としては、広角カメラの省略、SIMフリー版の無印sense4が物理SIM×2のデュアルSIM仕様なのに対してこちらはeSIM×物理SIMのデュアルSIM仕様であることぐらいで、sense4 basicほどの相違点はない。また、eSIM×物理SIMのデュアルSIM仕様の構造により、無印sense4ではできないデュアルSIMしながらMicroSDが利用できるのはこの端末の大きい特徴と言えよう。デメリットがあるとすれば、楽天モバイル専売であることぐらいだろう。
筆者は2ヶ月前にsense4 basicを購入したので、外観の比較をしよう。
前面の顔は指紋センサーの有無ぐらいでそれ以外の相違点はない。
背面はAQUOSのロゴのサイズが若干liteのほうが大きいのと、SHARPのロゴがliteには存在する。
スペックは
SoC:Qualcomm Snapdragon720G
RAM:4GB
ストレージ:64GB
バッテリー:4570mAh
充電端子:USB Type-C
外部メモリ:MicroSDXC(最大1TB)
防水防塵・耐衝撃、おサイフケータイ対応
で、特に4570mAhの大容量バッテリーは公式曰く1週間の電池持ちを実現させたようで、実際使用した感じとしては、1週間とは言わないが2~3日は持ってくれる印象で、毎日充電が必須ではなくなったのは大きい。
今回の購入動機としてデュアルSIM運用がしたかったので、ahamoを物理で、いざ楽天をeSIMにしてチャレンジ!が、ahamoは動いたが、楽天側のSIMがうんともすんとも言わない…物理SIMにしたり、再起動など色々試したがどれも通信どころか電波すらつかめない。
後々わかったが実はこの端末「赤ロム」でした…そりゃ楽天は動かんわけだわ!
ラクマで購入した際は一括購入済みと聞いていて、赤ロムですとは書いてなかったので大丈夫だろうと思いこんだのが招いた結果である。IMEI聞けばよかったと後悔
で、流石にもう1回購入する気は起きなかったのと、Linkアプリの出来の悪さが目立ってしまい0円期間中だったが、楽天SIMはLINEMOのミニプランへMNPした。そうして、色々あった結果現在はDualSIM運用出来てるしプラスメッセージのアカウントが2個になるからヨシ!
正直、楽天SIMが使えなかったのは本末転倒感が否めないがそれでも本ブランド1本よりも安い値段で計23GBは使えるうえに、楽天よりも安定しているソフトバンクとドコモの両方のネットワークがお昼の混雑による規制もなく使えるのはお得ではないだろうか。奇しくもMNPした数日後に大規模な通信障害が楽天モバイルで発生していたようなので、怪我の功名とはこのことか
端末の使用感はsense4 basicを使っていたので、劇的に変わったというわけでもないがsense3から堅実に進化しているのは間違いないだろう。IGZOの省電力なのに明るい液晶は外でも十二分に見やすく視認性は抜群。指紋センサーは外出先はマスクしなきゃいけないこのご時世にとっては超絶便利。
個人的にはFeel UXの3ラインホームまた復活してくんねぇかなぁ…あれ結構使いやすいしデザインも好きだっただけにないのが残念。2年間のOSアップデートサポートを維持するためには仕方ないことではあるが、Playストアから後でダウンロードできる形でいいからSHARPさん、復活を希望します。
国内メーカーの安心感を保ちつつ、楽天の契約と同時にデュアルSIMできるSIMフリー機がほしい人にはぴったりな機種と言えよう。
eSIMから見るこれからのスマホの可能性
⚠️この記事はアメブロからの転載です
日々スマホ代の節約に励む筆者だが、最近やたらと気になっていたものを入手した。
そう、第4のキャリアとして注目を集め、米倉涼子さんのCMでも話題の楽天モバイルから出ている「Rakuten Mini」である。
メイン端末のiPhone 8と比較してもこの小ささである。
導入理由としては、筆者購入時には300万人限定の1年間無料で使い放題、期間が終わっても通話専用回線として使い、1GB以上通信しなければほぼ0円で持つことができるからだ。そして何よりもこの端末が1円で投げ売りされていたからだ。実際送料込みで331円かかったが一括で購入できた端末である。
今回はこの端末にも採用され、iPhoneでも採用例が増えている「eSIM」について解説していくのと、筆者から見たeSIMのこれからの可能性について語ろうと思う。
そもそも「eSIM」とは、「Embedded SIM」の略称で、本体組み込み型SIMということになる。情報がその場で書き換えられるという特徴を持っており、SIMの受け渡しが不要だったり回線を変えるのにSIMピンを使ってスロットを開けてSIMを交換しなくていいというメリットを持っている。
小学生時代に第2世代PDC端末の所有実績がある筆者には正直新鮮味がないが(笑)、一応新しいSIMのカタチということになりこれからこの仕様がスタンダードになるだろうと考えている。
実際、今主流のnanoSIMと比べてのメリットといえばやはりその即時性。SIMカードの到着を待たない分、対応端末さえあれば自宅で契約して数分後にはプロファイルのダウンロードができ、開通ということだってできてしまう。つまり乗り換えがしやすいということにはなるが、その反面大手3キャリア(au、SoftBank、docomo)が積極的に採用してこなかった理由にもなっているのは事実。
では対応端末はというと、増えてきているとはいえ未だに採用端末が少ない上に、物理SIM(nanoSIMなど)との併用で扱われることが多い。
iPhoneもSIMフリー版はともかく、キャリアで購入した場合だとSIMロック解除の手続きが必要なるのも煩わしい。
では、筆者が見るeSIMの可能性とは何なのか、それは「DSDS」「DSDV」ではないかと
そもそもDSDSやDSDVとは
DSDSは「Dual SIM Dual Standby」の略称で、いわゆるSIMカードが2枚使える仕様の端末を指す。DSDV(Dual SIM Dual VoLTE)もほぼ似たような意味だが、DSDSと違う点は両方4Gで待受ができること。
ではなぜ筆者はここに注目したかというと、従来のDSDSは物理SIMが2枚、中には2スロット分の1スロットはMicroSDとの排他利用となりMicroSDが使えないのだ。eSIMを採用しているAndroid端末やiPhoneでもやはり1枚は物理SIMを使うことになり、片方はすぐに使えてももう片方はSIMカードの到着待ちなんていう事態が起きかねないからだ。
ではこれが2枚ともeSIMだったらどうだろう、従来のデメリットであったSDカードが使えない(そもそもSDスロットがない場合を除く)ということも起きない上に、わざわざSIMカードの到着を待たず2回線同時にすぐに使える。
片方は楽天、もう片方はIIJでどちらもeSIMという世界も見えてくる。
すべてネットからのプロファイルダウンロードで済めば海外への渡航時の現地SIMの調達も楽になるだろう。
楽天オリジナル端末の登場で更に耳にする機会が増えたeSIM、今後の展開の1つにこのeSIMのDSDSを是非期待したい。