eSIMから見るこれからのスマホの可能性
⚠️この記事はアメブロからの転載です
日々スマホ代の節約に励む筆者だが、最近やたらと気になっていたものを入手した。
そう、第4のキャリアとして注目を集め、米倉涼子さんのCMでも話題の楽天モバイルから出ている「Rakuten Mini」である。
メイン端末のiPhone 8と比較してもこの小ささである。
導入理由としては、筆者購入時には300万人限定の1年間無料で使い放題、期間が終わっても通話専用回線として使い、1GB以上通信しなければほぼ0円で持つことができるからだ。そして何よりもこの端末が1円で投げ売りされていたからだ。実際送料込みで331円かかったが一括で購入できた端末である。
今回はこの端末にも採用され、iPhoneでも採用例が増えている「eSIM」について解説していくのと、筆者から見たeSIMのこれからの可能性について語ろうと思う。
そもそも「eSIM」とは、「Embedded SIM」の略称で、本体組み込み型SIMということになる。情報がその場で書き換えられるという特徴を持っており、SIMの受け渡しが不要だったり回線を変えるのにSIMピンを使ってスロットを開けてSIMを交換しなくていいというメリットを持っている。
小学生時代に第2世代PDC端末の所有実績がある筆者には正直新鮮味がないが(笑)、一応新しいSIMのカタチということになりこれからこの仕様がスタンダードになるだろうと考えている。
実際、今主流のnanoSIMと比べてのメリットといえばやはりその即時性。SIMカードの到着を待たない分、対応端末さえあれば自宅で契約して数分後にはプロファイルのダウンロードができ、開通ということだってできてしまう。つまり乗り換えがしやすいということにはなるが、その反面大手3キャリア(au、SoftBank、docomo)が積極的に採用してこなかった理由にもなっているのは事実。
では対応端末はというと、増えてきているとはいえ未だに採用端末が少ない上に、物理SIM(nanoSIMなど)との併用で扱われることが多い。
iPhoneもSIMフリー版はともかく、キャリアで購入した場合だとSIMロック解除の手続きが必要なるのも煩わしい。
では、筆者が見るeSIMの可能性とは何なのか、それは「DSDS」「DSDV」ではないかと
そもそもDSDSやDSDVとは
DSDSは「Dual SIM Dual Standby」の略称で、いわゆるSIMカードが2枚使える仕様の端末を指す。DSDV(Dual SIM Dual VoLTE)もほぼ似たような意味だが、DSDSと違う点は両方4Gで待受ができること。
ではなぜ筆者はここに注目したかというと、従来のDSDSは物理SIMが2枚、中には2スロット分の1スロットはMicroSDとの排他利用となりMicroSDが使えないのだ。eSIMを採用しているAndroid端末やiPhoneでもやはり1枚は物理SIMを使うことになり、片方はすぐに使えてももう片方はSIMカードの到着待ちなんていう事態が起きかねないからだ。
ではこれが2枚ともeSIMだったらどうだろう、従来のデメリットであったSDカードが使えない(そもそもSDスロットがない場合を除く)ということも起きない上に、わざわざSIMカードの到着を待たず2回線同時にすぐに使える。
片方は楽天、もう片方はIIJでどちらもeSIMという世界も見えてくる。
すべてネットからのプロファイルダウンロードで済めば海外への渡航時の現地SIMの調達も楽になるだろう。
楽天オリジナル端末の登場で更に耳にする機会が増えたeSIM、今後の展開の1つにこのeSIMのDSDSを是非期待したい。